廃食用油リサイクルの最前線|ISCC認証とは何か?

廃食用油リサイクルの最前線|ISCC認証とは何か?

「ISCC認証という言葉を聞いたことはあるけど、具体的にどんな意味があるのだろう?」「認証取得業者を選ぶよう求められたが、どう対応すればいい?」 廃食用油の買取が当たり前となった現在の市場環境において、このような疑問をお持ちの事業者様は少なくありません。

近年、持続可能な航空燃料(SAF)の需要が急増する中、その主原料となる廃食用油のリサイクルにおいて「ISCC認証」の重要性が急速に高まっています。この認証は、単なる環境配慮のPRではなく、グローバルなサプライチェーンにおける必須の要件となりつつあります。

本記事では、ISCC認証の基本的な仕組みから、排出事業者にとってのメリット、そして関口油脂の取り組みまでを詳しく解説します。

「ISCC認証の重要性はわかったけれど、自社のエリアで対応できる信頼できる業者が見つからない」「複数の種類の油が混ざっていて回収してもらえるか不安」 このようなお悩みをお持ちではありませんか?関口油脂は、東日本の幅広いエリアで廃食用油の回収に対応し、既に多くの取引実績を持っています。自社リサイクルプラントによる一貫処理で高価買取を実現し、定期回収や容器の無償貸し出しにも対応。もちろん、ISCC認証も取得済です。油脂の混在があっても回収可能ですので、分別の手間を気にせずお任せいただけます。

ISCC認証とは?3つの基本要素

ISCC(International Sustainability and Carbon Certification:国際持続可能性カーボン認証)とは、バイオマスや再生利用原料が、持続可能な方法で生産・加工・流通されていることを証明する国際的な認証制度です。

廃食用油のリサイクルプロセスにおいて、ISCC認証は主に以下の3つの要素を保証します。

1. トレーサビリティ(追跡可能性)の確保

廃食用油が「どこで発生し」「誰が回収し」「どのように加工され」「最終的にどこへ供給されたか」という全工程の履歴を追跡できる仕組みです。これにより、不正な混入や偽装を防止します。

2. 温室効果ガス(GHG)排出削減の証明

化石燃料と比較して、ライフサイクル全体でどの程度の温室効果ガス排出を削減できたかを定量的に評価し、証明します。SAFの原料として使用される場合、この削減効果の証明が極めて重要になります。

3. 持続可能な土地利用と社会的責任

原料の生産過程において、森林破壊や生物多様性の喪失を招いていないか、また労働者の権利が守られているかなど、環境面・社会面の持続可能性を評価します。

認証の種類主な対象地域・用途廃食用油リサイクルとの関連
ISCC EU欧州連合(EU)市場向けEUの再生可能エネルギー指令(RED)に準拠。SAF原料の輸出に必須。
ISCC PLUSグローバル市場全般食品、化学品、プラスチックなど幅広い産業での持続可能性を証明。
ISCC CORSIA国際航空分野国際民間航空機関(ICAO)のカーボン相殺・削減スキームに対応。

なぜ今、ISCC認証が求められているのか?

廃食用油の買取市場において、ISCC認証がこれほどまでに注目されている背景には、以下のような理由があります。

SAF(持続可能な航空燃料)需要の爆発的な増加

航空業界では、温室効果ガス排出削減の切り札としてSAFの導入が急務となっています。現在、SAFの最も有力な原料とされているのが、飲食店や食品工場から排出される廃食用油(植物性油脂)です。

SAFを製造し、航空会社に供給するためには、原料の発生源から最終製品に至るまでの全工程でISCC認証を取得している必要があります。つまり、廃食用油を回収・加工する業者も認証を持っていなければ、その油はSAFの原料として国際市場で認められないのです。

排出事業者がISCC認証取得業者を選ぶ3つのメリット

排出事業者(飲食店や食品工場など)が、ISCC認証を取得している回収業者を選ぶことには、具体的なメリットがあります。

1. SDGs・ESG経営への確実な貢献と証明

自社から排出された廃食用油が、国際基準を満たした適正なルートでSAFなどの環境貢献型燃料にリサイクルされていることを、対外的に自信を持ってアピールできます。これは、企業のブランド価値向上に直結します。

2. 将来的な環境規制への先行対応

今後、日本国内でも環境関連の規制や報告義務が強化されることが予想されます。ISCC認証という国際的に信頼性の高いスキームに乗っておくことで、将来的な規制強化にもスムーズに対応できます。

3. 適正処理によるコンプライアンスの徹底

ISCC認証は、厳しい第三者監査を経て付与されます。認証取得業者に委託することは、不法投棄や不適切処理のリスクを排除し、企業のコンプライアンス(法令遵守)を強固にすることに繋がります。

関口油脂の取り組み

持続可能なリサイクルの実現に向けて

関口油脂では、廃食用油の価値を最大限に高め、排出事業者様に還元するための体制を整えています。

ISCC認証取得済!グローバル基準の信頼性

関口油脂は、国際的な持続可能性基準であるISCC認証を既に取得済です。お預かりした廃食用油が、適正かつ持続可能なルートでSAF原料などにリサイクルされていることを保証します。

創業50年の歴史と自社リサイクルプラントの保有

半世紀にわたる実績と信頼に加え、自社でリサイクルプラントを保有しています。中間業者を挟まない一貫処理体制により、コストを削減し、その分を高価買取としてお客様に還元しています。相場に合わせた適正な価格を透明性をもってご提示します。

東日本を中心とした広域回収ネットワーク

幅広いエリアで回収に対応しています。多店舗展開されている飲食チェーン様や、複数の拠点を持つ食品工場様でも、窓口を一本化して効率的な運用が可能です。

お客様の手間を省く柔軟な対応力

定期回収はもちろん、専用容器の無償貸し出しにも対応しています。また、油脂の混在があっても回収可能(分別の手間が不要)、さらには食肉残渣や生脂の買取にも対応しており、現場の負担軽減とリサイクル率向上に貢献します。お問い合わせへのレスポンスの早さも、多くの大手企業様から評価いただいているポイントです。

まとめ

本記事では、廃食用油リサイクルにおけるISCC認証の重要性について解説しました。ポイントは以下の通りです。

  • ISCC認証は、トレーサビリティとGHG削減効果を証明する国際基準である
  • SAF需要の急増に伴い、サプライチェーン全体での認証取得が必須となっている
  • 認証取得業者を選ぶことで、SDGsへの貢献証明やコンプライアンス強化に繋がる
  • 関口油脂はISCC認証を取得済であり、自社プラントによる高価買取を実現している

廃食用油が有価物として取引されるのが当たり前となった現在、どの業者に引き渡し、どのようにリサイクルされるかを選択することは、企業の環境戦略そのものです。国際基準の認証を持ち、確かな実績と広域ネットワークを持つパートナーを選ぶことが、持続可能な事業運営の鍵となります。

廃食用油の適正処理や高価買取をご希望なら、ぜひ一度関口油脂にご相談ください。関口油脂はあなたのエリアも回収範囲で、既に多くの取引実績があります。自社リサイクルプラントによる一貫処理で中間マージンをカットし、最適なプランをご提案します。ISCC認証も取得済であり、SDGsやESG経営の推進を強力にサポートします。

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\ この記事の著者 / 関口 尚紀

[(株) 関口油脂 経営企画室 室長]

関口 尚紀

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